こんにちは、IIJA Webinar 事務局です。
2023年7月20日に開催したIIJAウェビナー『ネットワークとセキュリティの課題を一挙に解決するCato SASE Cloud:5つの活用例と情報漏えい対策』の講演から、SASEを5Wでおさらい!をキャッチアップしました。
SASEって何だっけ??と思われた方、SASEをおぼろげにしか覚えていない!!という方、本ブログで一緒におさらいしましょう!
What|SASEって何?
一番最初におさらいしたいのは、やはり「SASEとは何か?」です。
SASEは、Secure Access Service Edge (セキュア・アクセス・サービス・エッジ) の頭文字をとって1つの言葉にしたものです。2019年にガートナーが「ネットワーク」と「セキュリティ」を融合して、新しい技術カテゴリとして定義しました。SASE自体はサービスやプロダクトの個別の名前ではないので、SASE製品の●●やSASEプラットフォームの○○といったように使われます。
SASEが提供するネットワーク機能で、みなさんにも身近なのは、SD-WANやリモートVPNだと思います。一方で、SASEに含まれるセキュリティ機能は、どんどん増えていますが、
代表的なのは、FW、IPS/IDS、アンチマルウエア、Webフィルタなどです。SASEはこういったネットワークとセキュリティの機能を1つのクラウド型サービスプラットフォームで提供します。
SASEは「サッシー」や「サシー」と呼ばれることが多いです。
Where|SASEはどこにあるの?
では、SASEはどこにあるのでしょうか?
答えは「クラウド (の中)」となりますが、想像しづらいので、SASEの代表的なサービスである、Cato SASE Cloudで考えていきます。
Cato SASE Cloudを利用するには、CATOのSASEプラットフォームへ接続する必要があります。SASEプラットフォームへの接続は、オフィス拠点、データセンタ拠点、クラウド、リモートユーザといったクライアントがそれぞれPOPに接続します。
POPというのは、プラットフォームへの接続ポイントの名称で、Cato SASE Cloudは、現在世界の主要都市およそ80箇所以上にPOPを設置しています。
Why|なぜSASEが注目されている?
次に、なぜSASEが注目されているのかを見ていきましょう。
SASEが注目されるにいたる外部環境の変化として、大きく3つ挙げられます。
ハイブリッドワークの定着
クラウド利用の拡大
サイバー攻撃の増大
ハイブリッドワークが定着するに従い、リモートで業務を行うユーザが定常的に増加します。また、さまざまなクラウドサービスを利用するようになり、オフィスあるいリモートユーザのインターネットへのアクセスが増加します。こうなったとき、従来の境界型防御方式で通信制御やセキュリティ対策を行っていると、インターネット向けの通信が逼迫してインターネット通信にボトルネックが発生してしまいます。
さらに、増大するサイバー攻撃に対してリモートユーザ向けの追加のセキュリティ対策も必要になります。つまり、通信のボトルネックを解消しつつ、オフィスユーザとリモートユーザを分け隔てしない、セキュリティ対策の実現が求められており、SASEがまさにこのニーズに応えられる、だからこそ、SASEが注目されています。
When|SASEはいつ導入すべき?
さて、それでは、SASEはいつ、どのような時に導入を検討するべきでしょうか?
ITインフラの見直し、例えば、1.FWをリプレースする時、2.リモートアクセス環境を変更する時、こういった場合は既存のIT環境にSASEを導入したほうがいいのか、これまで同様の設備を継続して利用するのがいいのか、比較検討してみてください。
また、業務でクラウドを多用する、あるいは多用するようになった場合、全般的なセキュリティ強化を行いたい場合、こんなときにもSASEの導入をぜひご検討ください。
Who|SASEどんな人が使っている?
SASEをどのような用途で、どのように活用しているか、については、ウェビナーキャッチアップ『Cato SASE Cloudの5つの活用例』としてご紹介します。
まとめ
いかがでしたでしょうか? ウェビナーをご視聴いただいたみなさまも、視聴できなかったみなさまも、ウェビナーキャッチアップで、SASEの概要をおさらいできたでしょうか。
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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