こんにちは、IIJ America inc サイト管理人のまつみんです。
今日は「切れないVPN」についてお話をしようと思います。
もしもし・・?あれ? もう一回繋ぎ直しますね。
このセリフに身に覚えがある方は、原因が何だかわからないまま再接続によってWeb会議(Zoom/Teamsなど)が復旧した。という経験をされたことがあるとおもいます。
テレワークで表面化した、「よく切れる」問題。
普段と違うトラフィックが新たな問題を生み出す
多くの企業にとって、VPN(リモートアクセス)はあくまでも外出時に少し使う機能であって、全ての従業員が朝から晩まで常時接続することを想定していなかったと思います。ロックダウンによるテレワークへのシフトにより、初めてフルキャパシティでVPNを稼働させています。というIT担当者の声も珍しくありません。
いまだかつて無いほど、Web会議をつかっている。
さすがに慣れてしまったとは思いますが、テレワークにおけるコミュニケーション不足を補填するために、ほぼ毎日と言っていいほどWeb会議プラットフォーム(Zoom/Teams/Google Meetなど)をVPN経由で利用されている方も多いのではないかと思います。
Web会議の品質が悪いのは、VPNが原因!?
一般的にVPN技術は、TCP方式という「人に例えると真面目な」手順をつかっています。利用者のトラフィックが輻輳してしまった場合、VPN装置(Gateway/Server)がPCからのリクエストに応答できず、結果的に送信元のパソコンがパケットを「何度も再送する」ことになります。パケット=画像・音声などのデータになるので、「声が途切れる・画像がカクつく」という現象が発生します。
IIJ AmericaのFlex Mobility は「切れない」VPN
FlexMobilityのVPNはUDP方式という「人に例えると器用な」手順を採用しています。TCP方式と違い、Gateway装置の応答を気にせず、インターネットにパケットを送信します。そうすることで、Web会議のプラットフォーム(Zoom/Teamsなど)へ迅速にデータをデリバリーします。それだけではなく、粗悪なWiFi/インターネット回線や、不安定なモバイル回線などを利用した際に起こるエラー(Packet loss)を補正する機能を実装しています。つまりパソコン側でエラー検出時の再送処理を未然に防げるということです。最後に、転送データの圧縮も行うことで利用している回線の帯域を最小限に削減し、グループで利用している場合の回線の輻輳を低減します。
Web会議デモ動画 (わざと回線の質を落として比較)
PC操作スピード編 (もっさり vs さくさく)
まとめ
IIJ America Incでは、お客様のシステム運用のお手伝いをいたします。VPNの導入やシステム更新・移行プロジェクトなどのご相談も承っております。無料相談のご予約は Sales@iij-america.com またはこちらのWebフォームまでお問い合わせください。
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